Concert Diary


【日本】コンサート・ツアー2009 ②

(2009年9月26日~12月19日)

日本での秋から冬にかけての「レ・クロッシュ クリスマスコンサート2009」の公演が無事終わりました。

日本でのクリスマスコンサートは一昨年までは数回でしたが、2009年のクリスマスコンサートシリーズは、20回近い公演となり、かなり忙しい行程になりました。

でも、今回は今までのマキ&ナオのコンサートとは別に、「レ・クロッシュと仲間たち」という事で、レ・クロッシュのデュオコンサートだけではなく仲間に参加して頂いた新しい企画で行いました。

3回シリーズで、11月15日(日)には、京都の青山音楽記念館(バロックザール)でのコンサート、あとの2回は、東京の杉並公会堂小ホールでのコンサートでした。

京都は、少し紅葉の時期としては早かったですが、観光客が多いシーズンで京都は賑わっていました。
共演して頂いた仲間のピアニストのMちゃんは、京都宇治のご出身でいらっしゃるので、ご親族やご友人たちもたくさんいらして下さいました。

Mちゃんの従妹は、大阪や兵庫の公演にもいつもお越し下さるのですが、「レ・クロッシュ」のファンになって下さっていると聞いて、とっても嬉しかったです。彼女のお母さまは、「演奏を聴きながら涙がこみ上げてきて、本当に感動しました!」とサイン会でお話下さり、こちらの方が嬉しくて胸が熱くなりました。

本当はゆっくり京都見物をして帰りたかったのですが、18日の横浜でのコンサートが待っています。
演奏が終わると夕食を済ませて急いで高速に乗って東京にまっしぐら!
それでも帰宅は午前1時を回ってしまいました。

11月18日は、マキのソロ曲のシャブリエの「ブレー・ファンタスク」もナオ & マキのベートーヴェンの変奏曲も舞台で披露するのが京都公演に続き2回目の公演!
多くの方たちから「聴いた事なかったけれど素敵な曲ですね!」と声を掛けられて嬉しくなりました。
サイン会で温かいメッセージを沢山の方たちが下さるので、このサイン会っていうのもとても演奏家にとっては大切な事です。
新しいお客様とコミュニケーションがとれて、コンサート終了してもいつまでも心温かい余韻が残るのはとても嬉しい事です。

京都の遠征と横浜のコンサートが続くとすぐ、11月21日(土)、22日(日)23日(祝・月)と3日連続コンサートが仙台でありました。
仙台は何度かイベントなどで出かけていましたが、今回は2公演ともに全くはじめての主催者さんたちだったんです。
本当に3日間があっという間に過ぎてしまいましたが、お二組の主催者さんがとても素敵なお時間を下さいました。感謝です!

21日の朝早くに東京を出て高速を使ってリハーサル時間ギリギリに仙台に到着出来ました。
連休だったので、早く出発したにも関わらず渋滞で時間が予定よりもかなり遅れました。

21日のコンサート主催のOさんにはコンサート会場などの事で色々大変な思いをさせてしまいましたが、一生懸命マキとナオのために段取りを組んで下さいました。
お客様からとても喜んで頂いてサイン会でお話したら、もう急いで「仙台ピアノ工房」に向かわなければいけない時間!急いで着替えて出発!でした。
夜遅かったのですが、主催者のI先生ご夫妻は、ご親切に素敵なドームホールを見学させて下さいました。
年代物のハープシコードやピアノが並んでいて、とても素晴らしいホールでした。
翌朝ホテルでの朝食を終えると、リハーサルのためにドームホールに向かいました。とても心地よいスタインウェーのピアノでした。
2日間はゲスト出演ですので、生徒さんのプログラムの最後に午前と午後、計4回本番をさせて頂く事になっていました。
サイン会では、かわいい子供たちがお母さんと一緒に並んで下さって、とても微笑ましかったです。子供たちの演奏する姿はとってもかわいいですね~

22日の打ち上げでは、フランス?って思うような素敵なフランスレストランにご招待下さって、I先生ご夫妻と講師の先生たちと楽しいお食事会をさせて頂きました。
フランスと日本の違いなどに皆さん大変ご興味あるようで、沢山おしゃべりしながらお食事を頂きました。
主催者のI先生ご夫妻とはまだ2日間しかご一緒していないのに、昔からのお知り合いみたいに楽しい楽しい時間を過ごす事が出来ました。

翌日の23日も同じような形式でゲスト出演させて頂きました。
皆さん演奏を喜んで下さって、I先生が大好きとおっしゃる、カッチーニ「アヴェ・マリア」を最後に演奏したあとには、熱い先生の締めくくりのご挨拶をして下さいましたが、感動しました。
素敵なドームホールでの発表会!
生徒さんにとっても、マキ&ナオにとっても贅沢な時間でした!

帰りはおなごりおしいような気持ちで、仙台を後にしました。
高速のインターチェンジでお食事をして、京都からの帰宅よりは早かったですが、それでも夜中の帰宅でした。

11月27日(金)は東京都下での名曲リサイタル、そして29日は、北区カナリアホールオープニングコンサートと続きました。
どこで演奏しても、必ずお客様と素敵な出会いがあります。
「北とぴあ」内に新しくできた小ホールですが、満席の中で演奏させて頂き、気持ちよかったです。

11月公演が終わり、12月は、「レ・クロッシュと楽しい仲間たちPart2」の東京公演です。
ヴァイオリニストのFちゃんとピアニストのYちゃんとの共演です。
マキはFちゃんとの共演で、ラヴェル「ツィガーヌ」ナオはYちゃんとシューベルト「アヴェ・マリア」を共演しました。
何度か合わせをしましたが、2人共本番が広い空間で一番2人の息があって、とてもよい演奏が出来たと思います。
FちゃんもYちゃんも沢山のお知り合いの方たちをお誘い下さったので、満席になる程の盛況なコンサートで本当に嬉しかったです。

12日と13日は、都下でのクリスマスコンサートでした。12日は、S病院主催のゲスト出演でしたが、出演者は皆サンタスタイルで職員の方たちも患者さんご家族もとても楽しんで下さったみたいです。13日は、調布市文化振興財団主催 レ・クロッシュ クリスマスコンサートに出演させていただきましたが、ご年配の方が多その中でもCDサイン会の折に「今日が90年の中で最も楽しい時間だった。本当に有難う!」と声をかけて下さった時には胸が熱くなりました。

18日は、同じ杉並公会堂での「レ・クロッシュと仲間たちPart 3」でした。
今年最後の仲間は、ロンドン在住のKちゃんです。
メンデルスゾーンピアノ三重奏2番を演奏しましたが、9月にパリの家で合宿みたいに一週間の3人の特訓練習とレッスンで磨いたものを披露することになりました。
2ヶ月ずっと本番続きで気持ちが張り詰めていた事と、マキが"おめでた"という事でマキは練習中に眠気が襲ってきて困りました。
それを毎日の練習でナオがマキのことを気遣ってくれたお陰で何とか頑張れたのだと思いますが、18日当日はナオの方がかなり体調を悪くしてしまっていて残念でしたが、それでも何とか乗り切る事ができました。
Kちゃんとの経験もよい思い出になりました。

コンサートは皆さんに支えられて出来る事だと思います。
本当にありがとうございます!
2010年の前半はマキは休業になりますが、冬のコンサートではまた元気にレ・クロッシュの演奏を聴いて頂きたいと思います。

「コンサートツアー2010」もよろしくお願い致します。